運動にはストレス解消の効果がある!運動嫌いでも始めやすい運動は?

ストレスの解消や生活習慣病の予防・改善に効果的とされている運動。

心身の健康のために何か運動を始めようと考えている方も多いのではないでしょうか。

しかしながら、「運動神経があまりよくない」、「体を動かすのが面倒くさい」など様々な理由から運動すること自体が嫌いという方も一定数いらっしゃると思います。

そこでこの記事では、運動がストレスを解消する仕組み、運動嫌いの方でも始めやすい運動、運動をするストレスを減らす方法などをご紹介します。

そもそもストレスとは

ストレスとは、外部からの刺激などによって生じる緊張状態のことを指します。

ストレスの原因である外部からの刺激には、騒音などの環境的要因、病気や睡眠不足などの身体的要因、不安や悩みなどの心理的要因、人間関係などの社会的要因があり、日常の中で起こる様々な変化がストレスの原因になり得ます。

一般的には、ストレスを受けていると睡眠障害や体調不良、情緒不安定など心身に何かしらのストレスサインが生じることが多いです。

運動がストレスを解消する仕組み

慢性的にストレスを抱えていると前頭前皮質などの感情処理をつかさどる脳の部位への血流量が低下すると言われています。
そのため、脳への血流を増やし、より効果的に感情の処理を行うことができる脳環境を整えることがストレスの緩和・解消に繋がると考えられています。

そこで血流を増やす方法の一つとして「運動」が挙げられます。
運動をすると心拍数が上がり、その拍動によって全身に送り込まれる血流量が増加するので、脳にも十分な血流が行き届き、ストレスの解消に繋がるという仕組みです。

また、運動をするとストレスの解消に効果的な「セロトニン」と「エンドルフィン」というホルモンが分泌されます。

セロトニンは精神の安定や安心感、脳の活性化などを引き起こす重要な脳内物質です。
特にストレスの解消に効果的で、精神安定剤とよく似た分子構造を持っています。

エンドルフィンには痛みの緩和や免疫力の向上、リラックス効果があり、エンドルフィン分泌量が減ってしまうと代わりにノルアドレナリンという興奮を引き起こすホルモンの分泌量が増加してしまうため、情緒が不安定になります。

このような仕組みによって、運動にはストレスの解消だけではなく、ストレスに強い心身をつくる効果も期待できます。

運動が嫌いでも運動でストレス解消できる?

運動にはストレスの緩和・解消の効果があるということが科学的にわかっています。

そのため、理論的に言えば運動が嫌いな方でも運動によってストレスを解消することができます。

しかしながら、好きではないことを無理に行うこと自体がストレスになってしまい、逆にストレスが上乗せされてしまうことは好ましくありません。
運動が嫌いな方が運動でストレスを解消する場合は「自分がどうして運動が嫌いなのか」を今一度考えてみましょう。

例えば、運動が嫌いな理由が「勝ち負けのあるスポーツで自分が足を引っ張ってしまうのが嫌」なのであれば、ヨガやストレッチなど勝敗なしに仲間と楽しめる運動を選ぶというのも一つの方法です。

一口に運動といってもその選択肢は多種多様であり、ペースや量も調整できるので自分に合った方法を見つけられるというのが運動の魅力です。

運動嫌いの方向け!ストレス解消に効果的な運動

「運動が嫌いで、いざ運動するとなっても何から始めていいのかわからない」とお悩みの方も多いと思います。

この項目では、運動嫌いの方に向けてストレス解消に効果的な運動をご紹介します。

ウォーキング

ウォーキングは、走ることに抵抗がある方や運動不足の方にとっても比較的負担が少ない状態で始めやすく、ふくらはぎの筋肉が作用することによって血流改善や疲労回復といった効果も期待できます。

ウォーキングをする際は、ストレス解消の効果をより高めるために以下の点を意識しましょう。

  • 体を横から見て耳・肩・腰・骨盤が一直線になるよう、上半身をまっすぐ維持する
  • 足を開いたとき、体の中心軸がぶれないようにする
  • かかとから着地する
  • 目線を15mほど先に置く

サイクリング

サイクリングはウォーキングやジョギングなど地面に直接足をつける運動と比べて膝への負担が少ないことが特徴です。

また、ペダルを漕ぐにつれて風景が変化していくことによる視覚刺激と、それに対応して働く脳の活動による脳機能の活性化で心身のリフレッシュ効果も期待できるため、ストレスの解消に効果的です。

ジャザサイズ

ジャザサイズとは、常に新しい楽曲とワークアウトを取り入れていることが魅力のアメリカ発祥ダンスフィットネスプログラムです。

ジャザサイズはヨガやピラティス、ボクササイズの要素を取り入れた 有酸素運動(ダンスカーディオ)、そして筋力トレーニングが組み込まれたオールインワンプログラムなので、バランス良く身体を引き締めることができます。

1タームは60分と短く、インストラクターや仲間と共に体を動かすことで一人で運動するよりも強い充実感や達成感を感じることができるので時間はあっという間に過ぎてしまいます。

コナミスポーツではダンスカーディオ(Cardio)と筋力トレーニング(Sculpt)を組み合わせた「Cardio Sculpt」をメインに複数のプログラムをご用意しております。
ご入会いただいた会場であれば、1か月に何度でもご自身の都合がつく日程を選んでジャザサイズに参加することができます。

ジャザサイズについて詳しく知りたい方はこちら

運動が嫌いな人が運動のストレスを減らす方法

先程も申し上げた通り、好きではない運動を無理に行うこと自体がストレスになってしまい、解消したいはずのストレスが逆に上乗せされてしまっては本末転倒です。

この項目では、運動が嫌いな方が運動のストレスを減らす方法をご紹介します。

目標を細かく段階分けする

目標設定が高すぎたり、達成までに時間がかかりすぎたりするとモチベーションが下がり、ストレスも溜まりやすくなってしまいます。

運動が嫌いな方が運動をする際は、目標を細かく段階分けして取り組むのがおすすめです。

例えば、2㎞のウォーキング中であれば「コンビニに着いたらアイスを買う」、「公園に着いたらベンチに座って休憩する」など目先の目標地点を決めたり、ご褒美を設定するとゲーム感覚で楽しみながら運動をすることができます。

仲間と運動に励む

「運動を始めてみても長続きしない」、「一人で運動をするのがつまらない」という方は、誰かと一緒に運動することでモチベーションを維持するというのも1つの手段です。

ジムに通って友達を作る、家族と一緒に筋トレするなど孤独にならない運動方法を探してみましょう。

ながら運動をする

運動が嫌いな方の中には、運動だけに集中することをストレスに感じる方もいらっしゃいます。

この場合、音楽を聴きながらやテレビを観ながらなど適度に気をそらしながら運動できる環境を整えれば運動によって感じるストレスを軽減させられる可能性が高いです。

まとめ

この記事では、運動がストレスを解消する仕組み、運動嫌いの方でも始めやすい運動、運動をするストレスを減らす方法などをご紹介しました。

運動にはストレスの緩和・解消の効果があるということが科学的にわかっています。

一口に運動といってもその選択肢は多種多様であり、ペースや量も自分で好きなように調整することができます。

「運動が嫌い」、「運動に苦手意識がある」という方でも自分に合ったストレス発散運動メニューを見つけられる可能性があるので、まずは軽く体を動かすところから始めてみませんか。

また、ストレス解消に非常に効果的な運動「ジャザサイズ」もおすすめです。
未経験でも楽しく運動できますので是非お試しください。